地域によってはすっかり雪もつもって、寒い季節になってきました。
ファンシーラットに限らず小動物を飼っている方は、毎年冬対策・寒さ対策に悩んでいるのではないでしょうか。
今回は、忘れがちなファンシーラットの適正温度と、おすすめの冬対策について紹介していきます。
ファンシーラットの適正温度は何度?
もともとはドブネズミのファンシーラット。
ドブネズミなら寒い環境でも大丈夫なのかな?と思いきや、意外とそんなこともなく、寒さには弱い傾向にあります。
適正温度はサイトによってバラバラですが、基本的には18~25度くらいが適正温度の範疇です。
ラットの飼育本として出版されている『ザ・ネズミ』『ネズミ完全飼育』によれば、21~24度が適正温度だと記載されています。
だいたい20度前後の気温であれば、ファンシーラットは快適に過ごせると覚えておきましょう。
また、子どもやお年寄りのラットは体温調節がうまくできない場合があるので、普通のラットよりも少し暖かい温度を意識すると安心です。
ファンシーラットの冬対策!おすすめ5選
ペットのファンシーラットには、できるだけ快適な環境で暮らしてほしいものです。
しかし地域によっては、冬になるとどうしても室温が20度以下になってしまう場合もあるでしょう。
我が家は北海道にあるので、冬は全力で暖房を稼働させても、家全体はあまり温まらないことも…(泣)
しかし室温が20度以下であっても、ラットの暮らしている環境、ケージ内が暖かければ問題はありません。
ここでは、ケージ内でラットがぬくぬく快適に過ごすための、5つの冬対策について紹介してきます。
- ふわふわもこもこの布を入れる
- ケージを段ボールなどで囲う
- ペット用のヒーターを入れる
- 多頭飼いできる仲間と暮らさせる
- ケージを床に直置きしない
ふわふわもこもこの布を入れる
ファンシーラットはふわふわの布が大好きです。
季節を問わずケージ内に布を入れている人も多いと思いますが、冬は特にもこもこのものを多めに設置するとよいでしょう。
我が家では、人間が着なくなった服をちょうどよいサイズに切って、ねずみに献上しています。
百均などでも、ふわふわの布が売られています。
ただし、タオルなどのループ編みの布は爪が引っ掛かってしまうので避けましょう。
ケージを段ボールなどで囲う
段ボールは非常に高い断熱効果を持っています。
そのため、ケージの内部に段ボールを敷いたり、ケージの外側を段ボールで覆うと、かなりの保温効果が見込めます。
布を被せるのも効果的ですが、金網ケージなど、ケージの種類によってはラットに内側から引っ張られてしまうので不向きです。
要らなくなった段ボールをいくつか保管しておくと便利でしょう。
※注意※
最近の、特に海外から来た段ボールにはトコジラミがいる可能性があります。
要らなくなった段ボールの流用ではなく、ホームセンターなどで購入できる段ボールの方が安心かもしれません。
ペット用のヒーターを入れる
室温がどうしても低くなってしまう場合は、ケージの周囲にペット用のヒーターを設置しましょう。
我が家では、みどり商会の「ピタリ適温プラス」を使用しています。
もっと暖めたい場合は、保温電球などを設置するのもおすすめです。
なお、ヒーターを設置する際は、ケージ内に「ヒーターがある場所」「ヒーターがない場所」をつくりましょう。
温かい箇所と普通の温度の箇所があることで、ファンシーラットが自分で体温調節ができるようになるためです。
また、温度計も一緒に設置することで、ケージ内の温度を簡単に把握できるので、おすすめです。
多頭飼いできる仲間と暮らさせる
多頭飼いすることで、単体飼育よりも簡単に暖を取ることができます。
複数匹で一緒に入ることができる、段ボールやプラスチックなどの小さな箱・ハンモックをケージ内に入れるのも、熱が逃げ出さずに温まれるのでおすすめです。
ただし、仲が悪い個体を「寒さ対策のため」と無理やり同じケージで過ごさせるのはやめましょう。
ケージを床に直置きしない
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に移動します。
そのため、ケージを床に直置きしていると、実際の室温よりもケージ内が冷えてしまう可能性があります。
テーブルなどの上にケージを置くのがベストですが、用意できない場合はケージの下に絨毯や「すのこ」などを敷くのがおすすめです。
冬対策をしっかりと行いラットに快適にすごしてもらおう
冬対策・寒さ対策は大変な部分もありますが、ラットに快適に過ごしてもらうためには欠かせないことです。
また、それぞれの飼育環境によって採用できない対策方法もあると思います。
ラット・飼い主共に無理なくできる対策を採用して、冬を快適に乗り越えましょう!
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