目が赤いラットはアルビノ?赤目ラットの特徴【顔をゆらゆら】

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赤目ラットの特徴

ファンシーラットの目のカラーには、黒目と赤目の2種類があります。

「目の色が違うことで、なにか影響はあるの?」目が赤いラットはアルビノなの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。

実は赤目のファンシーラットには、黒目のファンシーラットにはない特徴がいくつかあります。

そこで今回は、そういった目の色による違いや、アルビノなどの赤目ラットの特徴について紹介していきます。

赤目のアルビノラットをお迎えしようと考えている方は、ぜひご覧ください!

目次

赤目のアルビノファンシーラット|なぜ目の色が違うのか?

我が家にいた、ルビー×ピンクのオッドアイの赤目ラット。(ファンシーラットは美味しいものを食べると、目が少しとびだします)
我が家にいた、ルビー×ピンクのオッドアイの赤目ラット。(ファンシーラットは美味しいものを食べると、目が少しとびだします)

アルビノとは、先天的な色素欠損/欠乏によって起こる症状です。

色素がないため体毛は白・銀色に、目は血管が透けて見えるため、赤目になります。

また、このアルビノラットは実験用でよく使われている種類でもあり、「シロネズミ」と呼ばれる場合もあります。

さらにラットの赤目のなかには、薄いピンク色の赤目(ピンク)と、濃い紅色の葡萄目(ルビー)の2種類がありますが、色の濃さが異なる理由については、まだよくわかっていません。

赤目ラットの特徴

白玉のようなラット

赤目のアルビノラットは黒目ラットとはまた別のかわいさ・神々しさを兼ね備えているので、好きな方も多いでしょう。

しかし、目の色による違いは、単純に「色が違う」ということだけではありません。

いくつかの特徴があるため、飼育前に把握しておくのがおすすめです。

    •  光を眩しく感じやすい
    • 視力が黒目の子よりも低い
    • 怖がりな性格になりやすい
    • 白内障になりやすい可能性がある

 光を眩しく感じやすい|暗いところが好き

赤目のラットは、光を眩しく感じやすい傾向にあります。

飼い主

人間でもブルーアイなどで瞳の色が薄い方は、日差しを眩しく感じやすいので、よくサングラスをかけていますよね。

目の色が薄いと目に入る光の量が多くなるため、眩しさを感じやすくなるのです。

そのため、ケージの中でも影になっている部分など、暗いところを好む傾向があります。

視力・ピント機能が黒目の子よりも低い|顔をゆらゆらさせる癖がある

赤目のラットは、黒目のラットよりも視力が低めです。

また、ピントの調節機能も、黒目ラットと比べると劣っているようです。

そのため赤目のラットは、ピントを合わせるために顔をゆらゆらさせることが多くあります。

飼い主

黒目のラットはゆらゆらをあまりしないので、初めて赤目ラットを飼育する方は疑問に思うかもしれません。

ぱんまう

赤目ラットのゆらゆらは、人間で例えると、目の悪い人が遠くのものを見るのに目を細めているイメージです。

特に、人間が少し遠い、微妙な位置にいると、なかなかピントが合わないのかゆらゆらし続けることがあります。

赤目ラットが顔を揺らし続けている時は、呼びかけてあげると「そこにピントを合わせればいいのか!」とわかるので、呼びかけて安心させてあげましょう。

怖がりな性格になりやすい|驚かせないように

赤目のラットからすると世界は眩しく、よく見えません。

飼い主

眼科で瞳孔を開く目薬をさされた経験はありますか?
あの状態をイメージしましょう。

ネズミはもともと食べられる側の生き物ですので、よく見えないのはどこに敵がいるか分からず、とても恐ろしいことです。

そのため、赤目のラットは些細なことで怯えてしまうことがあります。

赤目のラットが眩しい場所や、開けた場所を怖がっているようでしたら、ケージ内に薄暗い箇所を作るなどして、安心して暮らせるようにしてあげましょう。

特にお迎えしたばかりのころは、「見えない位置から大きな声をかけない・大きな音を出さない」という点を心がけると、赤目ラットも安心して暮らせます。

ぱんまう

見えない位置から声をかけずに急に触られると、びっくりして反射的に噛んでしまうこともあります。気をつけましょう!

白内障になりやすい可能性がある|ケージレイアウトを整えておこう

我が家にいた白内障の赤目ラット。瞳の中に、白濁した水晶体が見えます。
我が家にいた白内障の赤目ラット。瞳の中に、白濁した水晶体が見えます。

赤目ラットを過去4匹(2匹兄弟・2匹兄弟)飼育していますが、そのうち前ペアの1匹は飼い始めた当初から、もう1匹は飼い始めてすぐの段階で片目が白内障になりました。

白内障はほとんどの場合加齢が原因で起こる病気のため、若いうちから白内障になるのは少しイレギュラーなことです。

どうやらアルビノラットのなかには、若くして(11~12週齢)白内障が発生する遺伝子が存在しているようです。

遺伝であれば飼い主にはどうすることもできないですが、赤目ラットを飼い始める際は、若くして白内障になる(片目もしくは両目が見えなくなる)可能性を頭に入れたうえでお迎えするとよいでしょう。

↓目の悪いラット向けのケージレイアウトのポイントはこちら↓

赤目ラットを飼育するときは特徴を理解しておこう

赤目ラットのベビー

赤目のアルビノラットと黒目のラットには、目の色といった見た目の違いだけではなく、性格的な違いもいくつかあります。

どうして怖がっているのかなど、理由を知っているだけで対処の幅が広がるため、飼育の際は把握しておくとよいでしょう。

かわいいアルビノラットと、幸せなねずみぐらしを送る参考になれば幸いです!

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この記事を書いた人

ねずみ沼に住んでいる飼い主。

ハムスター・ファンシーラット・マウスなど多数のねずみたちと暮らしています。

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