ペットアレルギーになってしまうと、可愛いペットに近づいただけでも鼻水やくしゃみ、酷い場合は喘息などのアレルギー反応が出てしまいます。
ペットアレルギーの一番の対策はペットを手放すことですが、手放したくないと考える方も多いでしょう。
今回は、ねずみアレルギーでもファンシーラットを飼い続けたい方に向けて、アレルギー対策・臭い対策について紹介していきます。
アレルギーになってもファンシーラットを飼い続けたいねずみマニアの方は、ぜひ参考にしてください!
私もねずみアレルギーですが、ねずみがいない暮らしは考えられないのでアレルギー対策をしながら飼育しています。
ねずみアレルギーの原因
ファンシーラットに限らず、ペットアレルギーの主な原因は以下の4つです。
- 毛
- ふけ
- 唾液
- 糞尿
このうち、ねずみアレルギーの原因として大きいのは、毛・ふけと糞尿です。
原因①毛・ふけ
ペットの毛というものは、想像以上に毎日大量に抜けています。
犬や猫にブラッシングをしたことがあれば、わかりやすいでしょう。
抜けた毛やふけが空気中を舞い、それを吸い込むことでアレルギーが起きます。
原因②糞尿
糞尿がアレルギーにつながるというのは、少しイメージしづらいかもしれません。
尿の場合、揮発した際に空気中に尿の成分が混ざり、それを吸い込むことでアレルギーが起きます。
また、ねずみの糞はかなり臭いので、アレルギーでなくとも臭い対策は重要です。
ねずみアレルギーの対策
動物アレルギーの原因が分かったところで、原因別に対策を紹介していきます。
以下で紹介する対策以外にも、自分に合っている抗アレルギー薬を飲むのも効果的です!
対策①毛・ふけ
空気中に舞う毛・ふけを少なくするのが、アレルギーの軽減につながります。
単純な方法だと、ブラッシング・定期的なお風呂が効果的です。
しかし、ファンシーラットはブラッシング・お風呂をとんでもなく嫌う個体もいるので、全員にはおすすめできません。
お風呂大好き!な個体であれば定期的に洗うとよいですが、お風呂ギライな個体を無理に洗うと最悪本気で噛まれる可能性もあるので、嫌がっている場合はやめましょう。
全員におすすめできる方法としては、定期的な掃除(ケージの丸洗い)・空気清浄機の導入があります。
また、ケージの掃除をする際はどうしても毛が舞うので、マスクをするのがおすすめです。
対策②糞尿
尿が揮発する際、空気中に尿の成分が混ざり、それがアレルギーにつながります。
そのため、空気中に尿の成分が混ざる前に、尿を処理できれば良いのです。
これは臭い対策にもつながってきます。
糞尿からのアレルギー・臭い対策としては、ケージの床部分に吸水性の高いシート・紙などを設置するのが効果的です。
消臭性の高い猫砂などを敷くのもいいですね
あとはやはり、定期的な掃除が一番です。
また、掃除の際に尿の成分を吸ってしまっては意味がないので、掃除の際はマスクを着用しましょう。
ほかには、空気清浄機・脱臭機の導入もおすすめです。
我が家ではファンシーラットのケージの近くに、空気清浄機と脱臭機を1台ずつ設置しています!
対策③日常的にできること
アレルギーは、アレルゲンを摂取すればするほど重くなってしまいます。
逆に言えば、潜在的にねずみアレルギーの素質を持っていたとしても、アレルゲンを摂取しなければアレルギーが発症しない可能性もあります。
ファンシーラットは抜け毛の多さ等からアレルギー反応が出やすいペットですので、アレルギーが発症するまえから対策するのも効果的でしょう。
- ベッドなど人間の生活スペースにファンシーラットを入れない
- 日々のお世話の際もマスクを着用する
発症してからでは遅いので、できるだけ普段からアレルゲンの摂取を抑えるとよいでしょう。
ねずみ系アレルギーの種類
本記事ではアレルギー対策に重点を置いて解説したため「ねずみアレルギー」とひとくくりにしていますが、厳密にはねずみ系アレルギーにはいくつかの種類があります。
- ハムスター
- マウス
- ラット
私がアレルギー検査をした際は、上記3つは別項目でした。
しかし、同じげっ歯類で似ている種族ではあるため、例えばラットでアレルギー反応が出るようになってしまうと、マウスでも出やすくなってしまうそうです。
慢性的な喘息など、アレルギーが酷く悪化してしまった場合は病院に行きましょう!
アレルギーでも飼い続けたいならアレルギー対策・臭い対策をしよう
動物アレルギーの原因や、ファンシーラット飼育の際のアレルギー対策、臭い対策について紹介しました。
ファンシーラットは抜け毛の多さ等からアレルギー反応が出やすいペットです。ですので、アレルギーが発症した場合、対策しなければ症状がどんどん悪化してしまう可能性があります。
あまりに悪化してしまった場合、ファンシーラットを手放さざるを得ない状況になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、可能であればファンシーラットのアレルギーになる以前から、適切なアレルギー対策をとりましょう!
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