ファンシーラット・ファンシーマウスは寿命の短いペットです。亡くなる前から「亡くなったらどうするか」を決めておくと、いざというときに慌てずに済むでしょう。
そこで今回は、ファンシーラット・ファンシーマウスの葬送方法と、亡くなってしまったペットとの向き合い方について紹介していきます。
ファンシーラットの葬送方法などに疑問がある方は、ぜひ事前にチェックしてください。
タイトルはラット・マウスですが、ハムスターや小鳥など、それ以外の小動物ペットにも応用できる内容になっています!
ファンシーラット・マウスの葬送方法
葬送方法は以下の2つがメジャーです。
- 土葬
- 火葬
また、自治体で処理してもらうという方法もあります。
さらにマイナーな葬送方法として、剝製葬なども存在します。
稀に「火葬しなければ成仏しない」と言ってくる方もいますが、葬送の際に大切なのは飼い主が悔いなく見送れるかどうかです。
金銭面や家の環境で現実的に可能かという面と、悔いなく見送れるのはどの葬送方法かという面を掛け合わせて、自分が納得いく葬送方法を選びましょう。
土葬
土葬はさらに、庭などへの土葬とプランター葬に分けられます。
庭などへの土葬
持ち家の庭など私有地がある場合は、土葬が最も簡単な葬送方法だといえるでしょう。
埋める際は、穴が浅いと野生動物などに掘り起こされる可能性があるため、1メートル程度を目途に深く掘りましょう。
プランター葬
プランター葬は、庭など私有地がなくても可能です。
鉢植えとしてペットの命が循環している実感を得られる・引っ越しの際も持っていけるなどのメリットがあるため、小動物の葬送方法として人気です。
プランター葬をする場合は、以下の点に注意しましょう。
- 遺体はネットなどで包んで埋める
- 小さすぎるプランターには埋めない
- プランターには何かを植える
プランター葬はつまり、亡くなったペットを植物の栄養として分解する葬送方法です。
そのため、分解される過程で遺体が腐敗します。
腐敗の過程が嫌な方には、一度火葬を行い、遺骨をプランター葬にするという方法もあります。
遺体を埋める際はネットに包むことで、虫の侵入などを防ぎましょう。
また、体格と比べてプランターが小さかったり、埋める位置が悪かったりすると異臭の原因にもなるため、注意が必要です。
さらに植物を植えることで、土のなかの栄養が吸収され、遺体が分解・吸収されるのが早くなります。
パンダマウスは体が小さいので小さな鉢植えでも大丈夫です。ペットの体格に合った鉢を選びましょう!
火葬
火葬は合同火葬と個別火葬に分けられます。
また、移動火葬を自宅や自宅付近に呼んで葬儀を行う場合と、火葬場に赴いて葬儀を行う場合にも分けられます。
それぞれの特徴を紹介しますので、火葬を選びたい方は参考にしてください。
合同火葬
他のペットたちと合同で火葬を行う形式です。
個別火葬よりは安価ですが、ほとんどの場合収骨はできません。
※収骨…火葬後、自分のペットの骨を拾うこと。(持ち帰ることが可能)
個別火葬
自分の持ち込んだペット単体で火葬を行う形式です。
合同火葬より費用が高く、予約が必要な場合がほとんどです。
その代わり、立ち合いや収骨が可能になります。
移動火葬
ペットの葬儀会社が自宅や自宅付近まで来てくれる形式です。
会社によって、そこからペットを預けて合同火葬をしてもらったり、その場で個別火葬を行ってもらったりなど、さまざまなプランが選べます。
ごく稀に悪い業者や、焼き加減が下手な業者もいるようですので、頼む前にはクチコミなどをチェックしましょう。
火葬場での火葬
予約が必要な場合がほとんどですが、プロが火葬を行うため安心してお任せできます。
また、火葬場までが遠くても、無料送迎バスが出ている場合もあります。
イオンのペット葬というサービスのページから、ペット火葬ができるペット霊園が都道府県別に確認できるので、信頼できる火葬場を探している方は参考にしてください。
自治体での処理
自治体でのペットの遺体処理方法は、本当にピンキリです。
最近の自治体は基本的に火葬を行ってくれますが、昔ながらの自治体では、ゴミとして出すよう指示をされるところもあるようです。
また火葬の際の金額も無料~5,000円など、自治体によります。
例えば飼い主が現在住んでいる札幌市では、ネズミ・ハムスターなどの小動物は850円で火葬が可能です。
民間の火葬場よりかなり安価ですが、その代わり合同火葬しかなく、骨は返ってきません。
一方それ以前に住んでいた別の自治体では、予約が必要ですが収骨有りのプランも選択できました。(小動物:収骨有り5,000円・収骨無し3,000円)
基本的には民間の火葬場に依頼するより安く済みますが、どんなプランがあるのかは自治体によるため、依頼する前に処理方法を確認しましょう。
剥製葬
亡くなったペットを剥製にする弔い方です。
現在の日本では、おそらく個人での対応のみかと思われます。
飼い主はハムスターを1匹、フリーズドライ製法の剥製葬で弔っています。
ほかの葬送方法と比べると高価ですが、ペットとどうしても離れがたい、もう少しそばにいてほしい…という方は剥製葬も選択に入れてみてください。
葬儀以降の弔い方
大切にしていたペットが亡くなった場合、葬儀が終わってもしばらくは亡くなったペットのことを考え続けてしまうでしょう。
そんな時は、ペットと向き合う場所・アイテムを作るのがおすすめです。
ペット用の祭壇をつくる
ペットの写真や遺骨を飾れる場所を作成し、祭壇を作る方法です。
好きなおやつなどをお供えする場にもなります。
アクセサリーとして身に着ける
遺骨ペンダントに遺骨や毛を入れたり、遺骨から人工宝石を作ったりして身に着けるのもよいでしょう。
持ち歩けるので、大好きなペットとずっと一緒にいられます。
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悔いなく見送くれる方法を考えておこう
ペットが亡くなったときはどうしても動揺してしまうものです。そのため、特に寿命の短いペットを飼うときは、亡くなったらどうするかを事前に考えておくと安心でしょう。
葬送方法を決める際は、金銭面や家の環境で現実的に可能かというポイントと、悔いなく見送れるのはどの葬送方法かというポイントを掛け合わせて、自分が納得いく葬送方法を選ぶのがベストです。
また、亡くなってしまった後もペットと向き合いたい場合は、祭壇を作って写真を飾ったり、遺骨ペンダントなどを身に着けるのもおすすめです。
最期まで悔いのないねずみぐらしを送りましょう!
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