ファンシーラットに多いストレス行動とその原因【バーバリングなど】

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ファンシーラットに多いストレス行動

動物は過剰なストレスを感じた際、ストレス行動と呼ばれる特有の行動をするようになります。

ファンシーラットも例外ではなく、ストレスが原因で異常行動を起こすことがあります。

今回は、ファンシーラットのよくあるストレス行動6つと、ストレス行動に気付いた際の対処法について紹介していきます。

目次

ファンシーラットのストレス行動とは?

ファンシーラットは非常に社交的で賢い動物ですが、賢いゆえにさまざまな要因でストレスを感じることがあります。

ストレスを感じた際にファンシーラットは特有の行動パターンを示すことがあり、これらの行動をストレス行動と呼びます。

ストレス行動は、おもに環境が合わなかったり、自分のやりたいことを妨げられたりすると誘発される行動で、防御反応の一種です。

ぱんまう

これらの行動を通して、ストレス源から身を守ろうとしているのですね。

過度のストレスが継続すると、ラットの健康被害にもつながります。

そのため、飼い主は日頃からラットのストレス行動に注意を払い、適切な環境造りに努める必要があります。

ファンシーラットによくある6つのストレス行動

ファンシーラットのストレス行動にはさまざまな種類があります。把握しておくことで、実際にその行動が起きた際にいち早く気付けるようになるでしょう。

以下は、ファンシーラットによくあるストレス行動の例です。

  • 過剰な毛づくろいをするようになる
  • ポルフィリンが出るようになる
  • 攻撃性が増加する/無気力になる
  • 呼吸がおかしくなる
  • お腹を壊すようになる
  • 同じ行動を繰り返すようになる

ここからは、上記6つのよくあるストレス行動について解説していきます。

飼い主

ストレス行動はこの6つ以外にもあるので、いつもと違う、おかしな行動をしている場合はなんであれ注意しましょう!

過剰な毛づくろいをするようになる

バーバリングとも呼ばれ、体の一部の毛を禿げるまで過剰になめたり、引っ掻いたりしてしまう行動です。

ファンシーラットは普段からよく自分の毛づくろいをしますが、禿げるまでおこなっている場合はストレス行動の可能性があります。

飼い主

舐めやすいからか、前足をバーバリングしてしまう話をよく聞きます。

ポルフィリンが出るようになる

目や鼻の周りから、血のような体液を出すようになります。

ポルフィリンは健康な時でも少しは出ることがありますが、常にたくさん出ている場合はなんらかのストレスを感じている可能性が高いでしょう。

ポルフィリンについて詳しくはこちらの記事で紹介していますので、気になる方はご覧ください。

攻撃性が増加する/無気力になる

個体によって異なりますが、攻撃性が増加する、もしくは無気力になるなど、普段と行動が変わることがあります。

攻撃的な行動としては、仲間や飼い主に対する威嚇や噛みつきなどの行動が目立つようになります。

また、反対に無気力になる場合もあります。

こちらは寝ている時間が増えたり、多頭飼いでも1人でじっとしている時間が増えたりするなどの変化が見られます。

これは鬱の状態でもあるため、迅速な対策が必要です。

ぱんまう

カースト最下位でみんなからいじめられている個体同居ラットを亡くした個体などが無気力になりやすいです。

呼吸がおかしくなる

ファンシーラットはほとんどの個体が、呼吸器疾患を引き起こす細菌を保持していると考えられています。

健康な状態ではあまり発症しませんが、ストレスなどで免疫が落ちた際に発症する可能性があります。

呼吸器疾患を起こしてしまい体調が悪くなると、さらにストレスを感じる負のスパイラルとなってしまうため、早めの対処が必要です。

発症するとくしゃみを頻繁にしたり、呼吸音が「ぜーぜー」などとおかしな音になったりするため、気付くのは簡単でしょう。

お腹を壊すようになる

突然よく下痢をするようになった場合、ストレスで体調を崩している可能性があります。

ほかにもストレス以外の病気の可能性もあるため、なるべく早く病院に連れていきましょう。

また、お腹の調子が悪いと食欲が低下したり、あるいは逆に過剰になったりと、食べる量が変化します。

食事の量が大きく変化した場合は、注意しましょう。

同じ理由で、体重が突然大きく変動した場合も注意が必要です。

同じ行動を繰り返すようになる

常同行動と呼ばれる、一定の行動を異常なほど繰り返す行動が見られるようになります。

具体例は以下です。

  • 絨毯などの毛を異常にむしる
  • 同じところをぐるぐると歩き回る
  • 金属製のケージを繰り返し噛む

常同行動は、環境にストレスを感じている際に起こる行動です。

「なんだかずっと同じことをしているな」と思った際は、注意してみてください。

ストレス行動への対処法

ファンシーラットのストレス行動に気付いた場合は、迅速な対応が必要です。

体調に影響が出ている場合は、すぐに動物病院へ行きましょう。

また、ストレス源の特定も重要です。すぐに解決できる問題であれば解決し、解決できない場合でもなにかしらの対応を行いましょう。

なにか外部的な原因がある以外にも「同居ラットが亡くなってしまって悲しい」「暮らしが単調で気が滅入る」などの理由でストレスを感じ、行動がおかしくなってしまうこともあります。

簡単に解決できない理由の場合もあるでしょうが、心身ともに健康な暮らしのために、できる範囲で対応しましょう。

飼い主

ストレス行動は放置すると、悪化してしまいます…。

以下の記事では、ファンシーラットのストレス解消グッズを紹介しています。

ストレスを減らせるものをお探しの方は、ぜひ一度ご覧ください。

ファンシーラットの健康的な生活環境を作ろう!

ファンシーラットは賢い生き物なので、適していない環境での生活や、生活環境の変化でストレスを感じてしまいます。

ストレス行動を起こした際はいち早く気付き、対策することが重要です。

ファンシーラットに健康的な環境を提供し、よいねずみぐらしを送ってください!

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この記事を書いた人

ねずみ沼に住んでいる飼い主。

ハムスター・ファンシーラット・マウスなど多数のねずみたちと暮らしています。

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