アイキャッチの画像:APOPOの拡散用フリー画像
地雷探知をするアフリカオニネズミのヒーローラット、マガワくんについてご存じでしょうか?残念ながらマガワくんは既に亡くなっていますが、一時期日本でも多くのニュースになっていたため、知っている方は多いでしょう。
この記事ではヒーローラットとして活動しているアフリカオニネズミや、彼らに募金をして「養子にする」方法を紹介していきます!
APOPO・ヒーローラットの活動
APOPO(アポポ)というタンザニアの企業では、アフリカオニネズミを訓練し、ヒーローラットとしてさまざまな活動を行っています。
ヒーローラットの活動で有名なのは地雷探知作業ですが、ほかにも結核の検出作業や研究開発など、複数の活動をしてくれているのです。
アフリカオニネズミについて
ここでアフリカオニネズミについても紹介しておきましょう。
アフリカオニネズミはその名の通りアフリカに生息する大型のネズミで、体長は25~45cm。体重は1~1.5kgほどです。
アフリカオニネズミの大きな利点は以下です。
- 頭が良い
- 人間に懐きやすい
- 犬などと比較して体重が軽い
- 嗅覚が優れている
ペット用ラットもそうですが、ネズミは頭がよく、芸などを覚えやすい生き物です。
また体重が軽く、地雷の上に乗っても地雷が稼働しません。
さらに、寿命も8年ほどあるため、じっくりと訓練を受け、作業にも年単位で励むことができます。
このような特徴に着目され、アフリカオニネズミはヒーローラットとして地雷探知作業などで活躍しています。
ヒーローラットの成果
人間の場合、1人でテニスコートほどの広さの地雷を探索するには最大4日ほどかかります。
一方マガワくんは、テニスコートくらいの範囲であれば、20分で地雷の探索が可能です。
マガワくんはこの恐るべきスピードで5年間地雷除去勤務に励み、計71個の地雷と38個の不発弾を発見しました。
とても大きな功績であるため、イギリスの愛護団体から金メダルが送られています。
このイギリスの愛護団体(PDSA)から金メダルを送られたネズミは、マガワくんが初めてです!
もちろんマガワくん以外にも地雷探知のヒーローラットはたくさんいて、記事執筆時点で105匹のヒーローラットが地雷探知に励んでいます。
マガワくんも、引退前に20匹の新人ヒーローラットを指導しました✨
ヒーローラットを応援する方法
日本からでもヒーローラットを応援したい!と考えるかたは多いでしょう。
ここでは、ヒーローラットを応援して養子にする方法を紹介していきます。
APOPOはヒーローラットへの募金を「養子にする」と表現しています。かわいいですね!
養子にする方法はとても簡単です。
まずは、APOPOのサイトの「HERORATS」のページを開きます。
そのまま少し下にスクロールすると「HERORATS FOR ADOPTION」(ヒーローラットの養子縁組)という見出しにたどり着きます。
ここから、好きなラットを選びましょう。現在紹介されているのは、左からバラカ、ローニン、カロライナという名前のヒーローラットです。
この画面では、ローニンを選択しました。(プランや金額はみんな同じようです)
次は、募金のプランを選択します。プランは全部で3つです。
プラン | 料金(ユーロ) | 料金(円) |
---|---|---|
Monthly recurring(月額定期払い) | 月9ユーロ | 月1,524円 |
Annual recurring(年額定期払い) | 年99ユーロ | 年16,769円 |
One year non-recurring(1年だけプラン) | 年119ユーロ | 年33,708円 |
プランを選択し、カードやPayPalから手続きをすることで完了です!
なお、養子縁組が完了すると、以下のものが貰えます。
- ウェルカムパック
- 養子縁組証明書
- 毎月の最新ニュース
またAPOPOのサイトからは、ヒーローラットへの募金だけでなく、ヒーロードッグとの養子縁組も可能です。
ほかにも通常の募金や、ラットへのバナナバスケットの募金などもあるため、興味のある方はぜひご覧ください。
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